まずは、「西陣」を学ぶ。

日常的に和服を着る習慣のない人でも、京都を訪れたことがない外国人でも。

京都の伝統産業としての「西陣織」を知る人は多いでしょう。

ですが、「では、西陣織について説明ができるか」と問われれば、正直なところ、スマホ片手に検索しないでいられる自信はありません。

そこで、「まずは西陣織について知ろう」と出かけた先は、西陣の中心地にある「手織ミュージアム 織成舘」です。

フォトジェニックな石畳の路地に面した、織屋建の風情ある建物。紬の暖簾をくぐった先には、日本各地の手織物や時代衣装をはじめ、復元された絢爛豪華な能装束などが展示。手織工場の見学や手織体験も出来て、「西陣織」の基本を学ぶには最適なスポットです。

運営されているのは、織り屋を営む「渡文」。見学のために足を踏み入れた工場は、織機が動く音が響き、様々な道具で雑然としていました。そこは観光用の施設ではなく商品を生み出している現役の工房です。

臨場感を肌で感じながら、職人さんから直にお話を聞かせていただきました。

「西陣織」は、京都西陣で生産される先染紋織物の総称。多品種少量生産が特徴で、1996年には国の伝統工芸品に指定されました。

図案・紋衣装図・糸染(染色)・綜絖・整経……など、15~20以上の細かい工程により製造され、完全なる分業制です。

その歴史は平安時代まで遡り、素晴らしい技術や連綿と受け継がれてきたモノづくりへの姿勢、洗練されてきた意匠など、その魅力は語りつくせませんが、注目したのは“革新による伝統”を守ってきた、

孤高の西陣の多彩なる拓き方。

伝統と革新をミックスしながら進化してきた、孤高の西陣文化。

――西陣CONNECTは、その「京都西陣」の特性を、最も大切にしながらプロジェクトを進めたいと考えています 。

西陣connect with 地域の皆さん。
アートワークから織りとデザインを検討する。
京都市 × 博報堂 プロジェクト共同記者発表