躍進的な織物開発に取り組む企業に聞く。

ここ西陣において時代を先駆ける織物開発に尽力している会社があると聞き、「有限会社フクオカ機業」を訪問しました。

創業は明治35年。近年では、西陣織の代表的なシャットル織機を改良され、炭素繊維に代表される高機能繊維でも横糸が連続する耳付織物としての商品化を実現。また、ジャガード織機を用いることで、炭素繊維に他繊維を組み合わせて意匠性の高い特殊織物を生み出します。

それをインテリア材に使用したり、鞄や雑貨などの商品として提案したり。また、ゴルフシャフトや釣り竿、自転車などのスポーツ用品にも採用され、大手自動車メーカーとの開発も行っています。

強度を誇る炭素繊維ですが、織物の経糸用に加工されたものは縦への衝撃には強く、引き千切ることは到底できません。が、横の刺激には弱く、何かに軽く擦れるだけで裂けてしまいます。

だからこそ、とても慎重に整経する必要があり、そこにも職人さんの技が不可欠。

「ひとつの織物を作り上げるためには、多くの人の手が関わっています。信頼できる職人さんたちの腕があってこそ、私たちもチャレンジが出来るのです」

という福岡社長の言葉どおり、西陣でのモノづくりは信頼の上に成り立っています。

西陣connect with 地域の皆さん。
アートワークから織りとデザインを検討する。
京都市 × 博報堂 プロジェクト共同記者発表